朝の散歩はいろんな収穫がある。 簡易舗装の田圃道に万歳の形で、けっこう大きなザリ(ガニ)さんの赤いはさみだけがあったり。 きっとそこらの田んぼに佇む優雅なサギさんのお食事の残りなのね。 ・・・蛇は・・・なぜ蛇は殺されるのだろう。害はないのに。腸が出ていた。 マムシについてもそう思う。 カエルももったいないと思う。蛇もカエルもどうもわざと踏み潰す人がいるようなのだ。 今朝は、大型のモグラの死骸を見つけた。…なぜ食べてない? 犬か猫がいたぶったか? オホッ、と近寄ろうとする私をだんなが牽制。「汚い、寄るんじゃない!」 私、何かを見つけると、必ず観察せずにはいられないタイプ。 可能な限り持ち帰るタイプ。だんなは遠ざかるタイプ。…つまらん男。 (さいわい、息子の一人は私と同じ。・・・ああ、なぜそっちに伸ばしてやれなかったのかな?) …うちの庭には死体累々。 私がお骨が欲しくて埋めたんだが、土葬はあまりきれいな白骨標本とはならないのが玉にキズ。 猪料理店からもらった猪頭は骨にはなったが、飾るには堪えず歯と牙しか残せなかった。 (イノシシの牙は素晴らしい! 半円を描いているのだ) カメさんの甲羅は回収する前に、…狭い庭ゆえ、菜園としてほじくっててシャベルで破壊。ああ! 小動物の数々は掘り出すタイミングを忘れてるうちに、いつの間にか土に還ったかなあ… 近くの川辺で拾ったヌートリア、オレンジの出っ歯だけでも回収したいからそろそろ掘り出してみっか? 飼っていたチャボが野良猫にやられた時も埋めたんだっけ。・・・あれは? あの時は損傷がひどく、料理はあきらめたのだったっけ…。 ま、残飯や台所の料理屑の鶏がらもスペアリブのアバラも埋めてるから、万物は生々流転 …すべては姿を変えて、今頂いている野菜になって私の肉体の一部になってるのかな。 さてと、拾いに行こうか。・・・その前の交通事故らしいヒキガエルさんの頭骨もいいかなあ。 路傍に放置しといたが、イタチにでも拾われたかな? 日々、風化していく様子を観察に行くのも目的があって楽しいかな。 ・・・きれいにできた白骨標本は芸術だと思う。自然の造作の妙が。 ああ、断捨離が進まないわけだな。
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